
ソウル6日=和田等】ハン・カン氏のノーベル賞受賞で注目度が高まる中、海外で翻訳された韓国文学の売り上げが昨年は前年を大幅に上回ったと、国家機関が6日発表した。
韓国文学翻訳院(LTI Korea)によると、同院が支援した韓国文学は2024年に世界で120万部販売され、前年比130%増という驚異的な伸びを記録した。
1冊あたりの平均販売部数は1271部と過去最高を記録した。そのうち45冊が5,000部を超え、24冊が10,000部の大台を突破した。
同事務所は、ハン・カン氏が2024年にノーベル文学賞を受賞したことが躍進の要因だと分析している。彼女の19冊の翻訳本の売上は5倍に増加し、2023年の30,000部に比べ150,000部に達した。
国際ブッカー賞と国民図書賞の両方にノミネートされたチョン・ボラの "Cursed Bunny"、パク・サンヨンの "Love in the Big City"、チョ・ナムジュの "Born 1982, Kim Jiyoung "など、他の小説も海外で堅調な成績を見せた。
LTIコリアは、北米とヨーロッパにおける読者層の拡大が、海外の出版社に「より積極的に韓国の書籍を紹介する」ことを促したと述べ、これらの出版社の「流通チャネルとマーケティング力が、韓国文学への海外からのアクセスを非常に高めている」と付け加えた。
2024年10月15日、ソウル光化門の教保書店でノーベル賞受賞者ハン・カン氏の本を購入する女性。](img6.yna.co.kr/etc/inne...06003200315_01_i_P4.jpg)
jaeyeon.woo@