
ソウル9日=和田等】国立ハングル博物館は9日、今年初めの火災で建物が大きな被害を受けた後、3年以上休館し、再開館は2028年末を予定していると発表した。
ハングルの普及を目的とする同博物館は、大規模な修復作業を経て、再び来館者を迎えることになる。
この火災は、教育スペースとオフィスを拡張するための工事中の2月1日に始まり、建物内部に大きな被害をもたらした。
野党「人民の力」党の金正男議員に提出された予備報告書によると、被害は広範囲に及び、3階が最も被害が大きかったという。
2025年2月1日、ソウル中心部の国立ハングル博物館で発生した火災を食い止める消防士たち](img9.yna.co.kr/etc/inne...09006200315_01_i_P4.jpg)
博物館によると、ハングルをテーマにした子供たちの遊び場と廊下部分は「完全に燃えた」。
この火災は鉄骨階段付近での作業中に発生したと推定され、作業員2人が救助され、他の4人が避難した。また、消火作業中に消防士1人が負傷した。
その直後、博物館の職員は被害の拡大を防ぐため、26点の重要な美術品を近くの国立中央博物館に緊急移送した。同博物館はその後、25,900点以上、約90,000点の収蔵品すべてを他の国立博物館に移し、安全に保管した。
同博物館は、所蔵品に被害はなかったとしているが、1階の廊下の一部と収蔵庫の天井と床に浸水被害が確認された。
カン・ジョンウォン館長は火曜日、記者団に「火災復旧工事のため、やむを得ず長期休館することになり、市民の皆さんに申し訳なく思っています」と声明を発表した。休館中も博物館は研究と教育機能を継続し、修復が問題なく進むようにすると付け加えた。
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