
ソウル9日=和田等】韓国の金融証券委員会(FSC)が、K-POP界の大企業ハイビの創業者であるバン・シヒョク会長を証券取引詐欺容疑で書類送検する方向であると、業界筋が9日明らかにした。
情報筋によると、金融証券委員会(FSC)の証券先物委員会(SFC)は最近、審議委員会を開き、告訴を進めることを決めたという。
最終決定は来週の水曜日に予定されているSFCの定例会議で下されるとのこと。
2025年2月20日、全経連総会に出席したハイベ創業者のバン・シヒョク会長](img4.yna.co.kr/photo/cm...0250703000035365_P4.jpg)
バン会長は2020年、10月のハイビの新規株式公開(IPO)の数カ月前に、「株式公開の計画はない」と述べて投資家を欺き、同年10月の株式公開前にプライベート・エクイティ・ファンドに持ち株を売却するよう促した罪に問われている。
バン氏は、ハイブのIPOで得た利益の一部を分配する契約を株式ファンドと結んだとされ、同社が上場した後、ファンドから2000億ウォン(1億4550万米ドル)を受け取ったとみられている。
当局は、バン氏がIPO後の一定期間、大株主や従業員が自社株を売却することを禁止するロックアップ制度を回避するためにこのような取り決めを行ったと疑っている。
「当社のIPOプロセスに関連するニュースにより、世間にご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」とハイベ氏は述べ、同社は当局と緊密に連携して事実関係の確認を行っていると付け加えた。
「たとえ時間がかかったとしても、IPOは既存の法律や規制を遵守して実施されたことを説明する予定です」と付け加えた。
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