
ウ・ジェヨン
10月23日、ソウル発--内気で孤独な少年ヨンミン(チャ・ウヌ)の一人称ナレーションで始まるコメディ『初乗り』。
成長するにつれ、ヨンミンは目を見張るような美貌で皆を魅了する。しかし、彼はその理由にコミカルに気づかず、DJになるという長年の夢を追う代わりにコメディアンになるべきだと信じている。
ハンサムなルックスで老若男女を魅了するヨンミンを演じたチャ・ウヌのスチール写真](img8.yna.co.kr/etc/inne...23005000315_05_i_P4.jpg)
彼の3人の友人たちは、それぞれ個性的だ:テジュン(カン・ハヌル)は学業優秀で学校一のファイターでもあるゴールデンボーイ。ドジン(キム・ヨングァン)は愛すべきおバカさんだが、バスケットボールのスターになる夢は怪我で潰えてしまった。そして最後に、尼僧の息子で勉強が嫌いすぎて目を開けたまま眠る術を身につけたクムボク(カン・ヨンソク)。
幼なじみの4人は、学生時代を通じて切っても切れない仲であり、一緒にいるうちにますます混沌として陽気な手のひらを返すようになる。
高校3年生のとき、彼らはヨンミンとドジンが憧れる有名DJが出演する音楽祭に参加するため、タイへの旅行を計画する。渋る両親を説得するため、テジョンは睡眠時間を削ってひたすら勉強し、最終的には大学入試で満点を取る。しかし、初めての海外旅行は、高速道路の休憩所での予期せぬ "事件 "によって失敗に終わる。
ヨンミン、ドジン、テジュン、ゲ!ウムボク(L)の4人が登場する](img1.yna.co.kr/etc/inne...23005000315_08_i_P4.jpg)
現在に戻る:テジョンは議員秘書となり、グムボクは母親が尼僧を務める寺で刺青師として働いている。ヨンミンはニュージーランドに移住し、どこにもいない。
高校時代の10年来の夢であった海外旅行を一緒にしたいというドジンの強い希望で、テジョンにずっと思いを寄せていたオクシム(ハン・スンファ)を加えた3人は、ついにタイへの旅に出る。ダミーとはいえ、ヨンミンも同行する。しかし、待ちに待った彼らの旅は、不条理で予測不可能なハプニングの渦に巻き込まれていく。
カン・ハヌル演じるテジョンは、タイへの出発を前に空港にいる。
ナム・デジュン監督は、2023年のロマンティック・コメディ『ラブ・リセット』の興行的成功を再現すべく、この作品で俳優カンと再びタッグを組む。
カンは "完璧な模範生 "の役柄を難なくこなし、その極端で病的ともいえる勤勉さが笑いを誘う。他のキャストも皆、エキセントリックなキャラクターを真顔の魅力で演じ、映画の土台を支えている。チャを除く30代半ばの俳優たちが制服を着たティーンエイジャーを演じるのは信憑性に欠けるが、コメディとしては許容範囲である。
映画のテンポは中盤でやや落ち込むが、ラストのひねりの効いた展開で立ち直り、それまでのプロットの穴を見事に解決している。そのため、どのような結末を迎えるのか、粘って見る価値はある。
「The First Ride』は来週水曜日公開予定。
ドジン(左)とヨンミンが写っている](img6.yna.co.kr/etc/inne...23005000315_03_i_P4.jpg)
ジェヨン


