
ソウル17日=和田等】K-POPをはじめとする文化コンテンツ分野の貿易黒字にもかかわらず、韓国は2025年上半期、文化・知識サービス貿易で赤字を記録したことが17日、中央銀行のデータで明らかになった。
韓国銀行(BOK)の速報データによると、1-6月期の文化・情報・知識サービスの貿易赤字は45億3000万ドルに達し、2024年下半期の37億6000万ドルの赤字から拡大した。
ここでいうサービスとは、知的財産権使用料、情報通信サービス、文化・レジャーサービス、専門・ビジネスサービスの4分野を指す。
「国内企業が海外企業に専門的な研究開発(R&D)をより多く発注する一方で、アプリストアでのアプリ購入や海外のオーバー・ザ・トップ(OTT)サービスの利用が伸びたため、赤字幅が拡大した」と韓国銀行関係者は述べた。
このファイル写真は2025年8月31日に撮影された](img5.yna.co.kr/etc/inne...17004400320_01_i_P4.jpg)
また、K-POPやドラマなどのコンテンツを含む文化・レジャーサービスは4億4000万ドルの黒字を記録した。
しかし、知的財産権使用料では24億5000万ドルの赤字、専門・ビジネスサービス業では44億8000万ドルの赤字となった。
業種別では、情報通信業が16.4億ドルの黒字、製造業が24.7億ドル、デジタル仲介プラットフォームが22億ドルの赤字を計上した。
地域別では、韓国はアジア市場で35.7億ドルの貿易黒字を記録したが、対北米では37.7億ドルの赤字、対欧州では21.8億ドルの赤字であった。
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