
8月12日、韓国・永登(ヨンドン)発--世界的な現象であるK-POPへの道を開いた韓国音楽のルーツにスポットを当てた、韓国の伝統音楽「クガク」に特化した博覧会が来月開幕する。
初の試みとなる「2025嶺東世界伝統音楽芸術博覧会」は、忠清北道嶺東郡で9月12日から10月11日まで開催される予定だ。
主催者によれば、このイベントは伝統音楽の観客層を広げ、業界の専門家と音楽家の交流を促進し、文化観光を通じて地域経済を活性化させることを目的としている。
2025嶺東世界伝統音楽芸術博覧会のポスター(主催者提供)](img7.yna.co.kr/etc/inne...12008200315_01_i_P4.jpg)
博覧会期間中は、王室の祭礼音楽である「宗廟祭楽(チョンミョジェラク)」から、表現力豊かな民俗話芸である「パンソリ」まで、多様なクガクが披露される。
また、このジャンルになじみのない観客も楽しめるよう、伝統的な楽曲を現代音楽の要素や現代的なトレンドで再解釈する予定だと主催者は述べている。
さらに、国際フォルクローレ・フェスティバル組織協議会の加盟国から30団体が参加し、それぞれの伝統芸能を披露する。また、文化交流を祝うストリート・パレードにも参加する。
2025嶺東世界伝統音楽芸術博覧会組織委員会提供の写真は、南渓古楽祭で演奏するミュージシャンたち。](img8.yna.co.kr/etc/inne...12008200315_02_i_P4.jpg)
嶺東郡は、朝鮮王朝(1392-1910)の学者、官吏、音楽家であった朴淵の故郷である。朝鮮時代(1392~1910年)の学者、官吏、音楽家であった朴淵は、この国の偉大な音楽家の一人として尊敬され、クガクの基礎と基準を確立した人物として知られている。
榮洞には朴氏の遺徳を讃えるため、古楽博物館、伝統楽器製作村、古楽体験村などがある。
また、1991年以来、嶺東郡は毎年、彼のペンネームを用いた南渓古楽フェスティバルを開催している。
主催者によると、4月の開始以来、前売りチケットの売れ行きは10万枚を突破したという。
同県はこの博覧会が、グガクの豊かな歴史と現代音楽との融合の可能性を紹介することで、グガクの知名度を世界的な舞台で高める「足がかり」になると期待している。
2025嶺東世界伝統音楽芸術博覧会の成功祈願のポーズをとる主催者たち。](img9.yna.co.kr/etc/inne...12008200315_03_i_P4.jpg)
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