
約150万ウォン(約1030米ドル)相当のIVEフォトカード37枚を盗んだとしてアルバイト従業員を訴えたパパ・ジョンのフランチャイズオーナーが敗訴した。裁判所は、この従業員は支店の責任者である店長の許可を得てフォトカードを盗んだと思われるとの判決を下した。オーナーは横領で刑事告訴もしていたが、検察は証拠不十分で却下した。
11月11日、法曹関係者によると、ソウル北部地裁民事3部2(ホ・スンア裁判長)はフランチャイズ・オーナーの控訴を棄却した。二審はオーナーに対する下級審判決を支持し、バイトがIVEのフォトカード37枚を横領した証拠はないと結論づけた。
パパ・ジョンズは、特定のピザ注文でK-POPアイドルグループIVEのフォトカードを提供するキャンペーンを定期的に実施している。2023年には約2ヶ月間実施された。ソウル市中浪区店のフランチャイズオーナーは、本部から250枚のフォトカードを約₩ 270,000ウォン(約185米ドル)で購入していた。

争いの発端は、アルバイトAが4回に分けて37枚のフォトカードを持ち出したことだった。オーナーはAを横領で訴え、フォトカードがないためピザが売れないとして民事訴訟を起こした。オーナーは147万ウォン(約1,010米ドル)の損害賠償を要求したが、これは42枚のフォトカードと1枚35,000ウォン(約24.00米ドル)のピザの合計金額であった。
公判中、従業員はフォトカードを持ち出したことは認めたが、店長がそれを承認したと主張し、不正行為を否定した。店長は法廷でこれを認めた。
証拠を検討した結果、裁判所は「アルバイトが店長の同意を得てフォトカードを持ち出したと見るのが妥当である」と判断し、従業員を支持した。裁判長は、CCTVの映像にAが「隠したり盗んだりした形跡がなく自然に動いている」こと、店長が「従業員がフォトカードを持ち出したのは許可を得てからだ」と証言したことを指摘した。
裁判所はまた、店長とアルバイトの母親との間で録音された電話にも言及し、その中で店長はアルバイトの母親に許可を与えたことを謝罪した。店長は従業員管理とイベント運営の両方を監督していたことから、裁判所は店長にこの行為を承認する権限があったことを認めた。
結局、全員の容疑は晴れた。
**出典ビズヘラルド


